品川駅周辺ホテル宿泊情報

品川駅周辺ホテル:エリア別宿泊ガイドと周辺情報

青空のもと、高層ビルが立ち並ぶ品川駅前の広々とした街並み。多くの車が行き交い、活気あふれる日常風景。

概要

エリア別ホテル紹介

(港南口方面)
ストリングスホテル東京インターコンチネンタルなど
(高輪口方面)
品川プリンスホテルなど
品川駅東側のホテル

東側はホテル数が少ないものの「品川グランパサージュ」といった飲食店が入っている大型オフィスビルや、「品川インターシティ」などの巨大な施設がメインとなっているエリアなので、ビルの飲食店などが確実に開いていそうな平日に宿泊される方におすすめといえそうです。

このエリアの数少ない宿泊施設といえる『ストリングスホテル東京インターコンチネンタル』は、「品川イーストワンタワー」というオフィスビルの高層階に入っているホテルで、4種類の豪華なレストランやフィットネス・式場なども併設された高級宿です。

夜の品川イーストワンタワーのエントランス。案内板には各階のテナント情報も。
品川イーストワンタワーの入口、ここから上層階の「ストリングスホテル東京インターコンチネンタル」へ。
品川駅西側のホテル

品川駅の高輪口を出るとすぐ目の当たりにする『品川プリンスホテル』は、歴史ある本館をはじめ、メインタワー・アネックスタワー・Nタワーといった館に分かれており、開業した1978年から長きに渡って品川駅のランドマーク的な存在として君臨し続けています。

駅から少し離れた場所に立地する『グランドプリンスホテル高輪』はさらに歴史が長く、1953年に開業して途中高輪プリンスホテルと名称を変更し、2007年に現在の名称となったという経緯があります。

この2つのプリンスホテルの敷地はとても広く、周辺にも映画館・水族館などをはじめ多くの飲食店やカフェなどが展開されているため、ホテル宿泊者はちょっとしたテーマパークで楽しめるような環境になっています。

また、品川駅西側にはプリンス系の他にも東横INNや京急EX、東武系など利便性の良いホテルが何軒か建っており、高級宿以外のホテルを探している方の選択肢も豊富に存在しています。

夜空を背景にライトアップされた、グランドプリンスホテル高輪の外観。
高輪の丘に佇むグランドプリンスホテル高輪の夜の全景。重厚感のある建物が夜の闇に浮かび上がり、静かで落ち着いた滞在を予感させる。

ホテル宿泊お役立ち情報

駅直結施設のショッピングモール・飲食店など
入浴施設やお散歩・休憩できる公園など
主な近郊駅や主要駅・空港からの所要時間など
品川駅周辺で買う・食べる

品川駅周辺に遠方から買い物だけが目的で訪れるような巨大ショッピングモールは存在しませんが、東側にあたる港南口の近くに展開している「アトレ品川」は、規模も駅構内の施設としては規模も大きく、宿泊者に嬉しい飲食店や小物が手に入るお店が多数入っています。

反対側の西口にあたる高輪口を出て正面に見える「ウィング高輪」も便利でありがたい存在で、お手軽価格で食べられる飲食店、予想外の天候や気温の際に補充できる洋服のお店、いざという時に助かるスマホの修理店やネイルのお店などバラエティの豊富さも魅力です。

品川駅東側、賑わう通路沿いにあるアトレ品川の入口。モダンなデザインの看板が目印。
駅構内の賑わいの中心ともいえるアトレ品川。旅の疲れを癒すカフェや部屋で楽しめるデリまで、滞在をより豊かにしてくれる。
品川駅周辺で癒す・あそぶ

スーパー銭湯やお風呂屋さんといった入浴施設は徒歩圏内に存在しないので、大浴場が絶対条件といった方は京浜急行の北品川駅・新馬場駅まで行って駅から歩くか、バスで往復することになります。

品川駅周辺ではプリンスホテルの敷地内にある水族館と映画館が人気のある遊び系の施設でお散歩が楽しい場所も東・西どちらにも存在していますが、全体的にアミューズメント系の施設が少ないので、駅周辺で遊びたい方よりもホテル内のレストランやフィットネス・リラクゼーションなどを利用して過ごしたい方におすすめといえそうです。

レインボーカラーのライトアップが施されたマクセル アクアパーク品川の夜のファサード。
大人も楽しめる、夜の帳が降りたマクセル アクアパーク品川。きらめくレインボーカラーの光が誘う、癒しと驚きに満ちた水の世界へ。
品川駅アクセスガイド

東海道新幹線も停車するJR品川駅は、山手線・京浜東北線をはじめ、上野東京ライン・宇都宮線高崎線・湘南新宿ラインなど関東近郊の多くの駅に乗り換えなしでアクセスできる、便利かつ重要な駅となっています。

また、京浜急行のターミナル駅にもなっており羽田空港にも直通でアクセス可能となっています。また、都営浅草線とも連絡しており、東銀座・日本橋・曳舟から千葉県の北総方面への直通電車も走っています。

JR品川駅構内、多数の自動改札機が並ぶ広いコンコースの様子。
新幹線も停車する品川駅の賑わう改札フロア。開放感のある空間が、主要ターミナル駅としての機能性を感じさせる。

品川担当記者

東京の喧騒を離れて嬉しそうな横山編集長

横山 裕治(東京宿場編集長)

品川駅の東側は、平日と土日祝日で雰囲気や人通りがガラリと変わる典型的なオフィス街ですが、高輪口のある西側は曜日関係なくほのぼのとした雰囲気の「ウィング高輪」が営業していて安心感があります。

東側(港南口方面)

ホテル紹介(1)

🚶は徒歩での所要時間目安(タップクリックでルート表示)

ホテル名 🛌室数 🙎口コミ件数 品川駅から
の目安
🍴食事 ♨浴場等 💳特徴
ストリングスホテル東京インターコンチネンタル 203室 500
以上
🚶駅直結≫ 朝食   高級宿

品川駅前に建つ、27階以上の客室から港区・品川区のビルが一望できるタワーホテル。高級ホテルならではの調度品・アメニティなどの設備、ホスピタリティの高いサービスなどすべての分野において宿泊者からの高い評価が見られます。26階に設けられたレストランでは、イタリアングリル・中国料理・鉄板焼などのスターシェフオリジナル本格料理を見事な景観と一緒に堪能できます。

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品川駅東側のホテル宿泊環境と周辺の楽しみ方

港南口オフィスビル高層階のホテル

品川駅の東側は港南口とも呼ばれ、少し歩くと天王洲運河・京浜運河を経由してすぐに東京湾となり、途中には「品川インターシティ」をはじめとした商業施設もしくは「東京海洋大学」などの巨大な施設が見られます。東京海洋大学の先はマンションエリアとなっており、生活用のスーパーマーケットやコンビニエンスストアなどが見られるもののホテルは今のところ建っていません。

エリアで唯一のホテルは品川駅構内の「アトレ品川」を出てすぐの場所に建つ「品川イーストワンタワー」の26~32階に入っている『ストリングスホテル東京インターコンチネンタル』で、同ビル内に入っている数々の飲食店・カフェ、コンビニ、三井住友銀行などの便利な施設が利用できるのが嬉しい好立地ホテルで、前述のアトレ品川などのショッピングモールも近いので遠出することなくお土産選びや外食を楽しむことができるでしょう。

品川イーストワンタワーを含む、高層ビルが複数並ぶ品川の街並み。
品川の空にそびえる高層ビル群の一つ品川イーストワンタワーには、ホテルだけでなく多様なショップや施設が揃っている。
周辺オフィスビルの飲食施設もおすすめ

また、少し足をのばした場所に建つ「品川インターシティ」にはさらに多くの飲食店のほか書店・ドラッグストアなども入っているので合わせてチェックしておきましょう。スーパーマーケットは宿の北側に位置するアトレ品川内の「クイーンズ伊勢丹品川店」が最も近くに位置しています。アトレ品川には他にも手軽なタイプの飲食店や雑貨店、ビール専門店など数種類のお店が入っているので夜食やおつまみ、お土産などをこちらで購入するのもおすすめです。

ホテルが入っている「品川イーストワンタワー」と有名な「品川インターシティ」の間には、ベンチが多数設置されている汐の公園や桜が見られる「品川セントラルガーデン」が広がっており、商業施設間を行き来するだけでも楽しめるので、時間に余裕がある方は一帯を散歩してお店探索をしてみるといいでしょう。

品川インターシティの商業施設部分の夜景。モダンな建築デザインがライトアップされている。
夜の品川インターシティの外観。ライトアップされたビルが水面に反射し、都会的な夜景を形成している。

西側(高輪口方面)

ホテル紹介(11)

🚶は徒歩での所要時間目安(タップクリックでルート表示)

ホテル名 🛌室数 🙎口コミ件数 品川駅から
の目安
🍴食事 ♨浴場等 💳特徴
品川プリンスホテル 2384室 22,000
以上
🚶約3分≫ 夕食
朝食
  高級宿

(メインタワー・アネックスタワー)品川駅前のランドマーク的存在として君臨し続けている有名ホテル。水族館・アクアパーク・映画館・ボウリングセンター・ライブ会場などが入っており、敷地内がひとつのテーマパークのようになっています。メインタワー・アネックスタワーともに東京の夜景を堪能できる高層階を指定するプランが用意されています。

品川プリンスホテル Nタワー 257室 300
以上
🚶約3分≫ 朝食   高級宿

品川プリンスの数々のエンターテイメントを一人旅・ペアで気軽に楽しめるように設けられた少人数向きのタワー。軽朝食サービスも受けられる17階にはビジネスラウンジが用意されており、館内でのPC作業環境などビジネス旅行の環境も充実しています。

品川プリンスホテル イーストタワー 919室 200
以上
🚶約3分≫ 朝食    

Nタワーをさらにビジネス仕様にしたシングルルームメインのタワー館。メインタワーへの連絡通路も用意されているので外出なしでレストラン・映画館・水族館などへアクセスが可能です。

東横INN品川駅高輪口 180室 400
以上
🚶約4分≫ 朝食   お手頃有

品川駅から第一京浜を南側に進むと右手に見える定番のチェーンホテル。駅から宿へ行く途中に、ひとりでも入りやすい飲食店やブティック店、ゆうちょ銀行などが入っているウィング高輪を通って来られるのが嬉しいポイントです。

京急EXホテル高輪 163室 2,400
以上
🚶約5分≫ 朝食    

(旧:京急EXイン高輪)品川駅前交差点から拓榴坂を上ると左手に現れる大きなホテル。ウィング高輪の便利さと品川プリンス周辺の上品な飲食店どちらも利用できる好立地です。

ザ・プリンス さくらタワー東京、オートグラフ コレクション 288室 1,400
以上
🚶約6分≫ 夕食
朝食
  高級宿

江戸時代の高輪を彷彿とさせる日本庭園の緑・桜、ジャパニーズモダンな雰囲気で味わうレストランなどが魅力の和テイストホテル。月待ち体験や高輪廿六夜の竹あかりとフィンランドの伝統工芸などを組み合わせた光のアートなど、館内を彩る数々のアート作品にも要注目です。

グランドプリンスホテル新高輪 908室 3,800
以上
🚶約8分≫ 朝食   高級宿

全908室バルコニー付きの巨大なホテル。ザ・プリンス さくらタワー東京と同じ敷地内に建っており、観音堂や鐘楼も見られる日本庭園・高輪森の公園などを優雅に散策できるほか、プール(夏季)・クラブラウンジといったラグジュアリーな施設も利用できます。

品川東武ホテル 190室 1,600
以上
🚶約8分≫ 夕食
朝食
   

ウィング高輪から拓榴坂を上った先の左手に建つ東武グループのホテル。併設のレストランダノイ高輪、仕事が捗るビジネスセンター、短時間の団欒に嬉しい宿泊者専用ラウンジなど人数・旅行目的問わず快適に過ごせる環境が整っています。

都シティ 東京高輪 199室 200
以上
🚶約8分≫ 朝食    

品川駅から第一京浜(国道15号線)を泉岳寺方面に進んだ先に建つホテル。高輪ゲートウェイ駅から徒歩約6分、泉岳寺駅から徒歩約7分という複数駅を利用しやすい立地環境です。

グランドプリンスホテル高輪 372室 1,600
以上
🚶約9分≫ 朝食   高級宿

第一京浜からさくら坂に入ってしばらく歩くと見えてくる372室の大きな高級ホテル。ゆとりある広さの客室には多くのスイート系の部屋も用意されており、桜が咲いている時期は庭園の横に設けられたガラス張りから見事な景観を満喫できます。

高輪 花香路 16室 10
以上
🚶約9分≫ 夕食
朝食
  高級宿

グランドプリンスホテル高輪内に設けられた和室がメインの最高級宿。食事だけでなくティータイムを優雅にするスイーツの提供や和の雰囲気で施術を受けられるプライベートスパなど、大人の贅沢を味わいたい方にうってつけのラグジュアリーホテルです。

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品川駅西側のホテル宿泊環境と周辺の楽しみ方

第一京浜沿いに見られる巨大なホテル群

高輪口という名称の品川駅西側の出入口から外に出ると、交通量の多い第一京浜(国道15号線)が南北に延びています。道路の向こうに大きな建物が数軒確認できますが、それらのほとんどは『品川プリンスホテル』とそのグループの宿で、水族館や映画館などが入っている敷地内はもとよりホテル周辺のお店もその雰囲気に馴染んでいて、全体でひとつのテーマパークのような雰囲気となっています。

多くの豪華ホテルを擁する品川プリンス系のなかでも口コミ数が多いのはやはり日本全体の中でもトップクラスの老舗といえる『品川プリンスホテル』で、数々のイベントや催しが開催されている知名度と2,384室という巨大なスケールで、いにしえより品川駅周辺のランドマーク的存在にもなっています。

夜の品川プリンスホテル。「Prince Hotel」のロゴが輝き、多くの部屋に明かりが灯っている。
大きな建物が品川プリンスホテル。長きにわたり品川駅周辺のランドマークとして親しまれ、様々なイベントも開催されている。
高輪台のランドマークと周辺

一方で、高輪台方面のシンボルとなっているのは、脇道の拓榴坂を上った先に建つ『グランドプリンスホテル新高輪』『ザ・プリンスさくらタワー東京』で、こちらは庭園を中心とした日本の風景を借景としているのが特徴的で、レストランなどの施設も和と洋をうまく融合させたモダンな雰囲気となっています。

それぞれ敷地内には複数のホテルが建っていますが、同敷地内の宿泊者であれば共同利用できる施設も多く見られるので、予約される際にはレストラン・プール・フィットネス等の施設が利用可能なのかをチェックしておくといいでしょう。

プリンスホテルの存在感に圧倒されがちですが、エリアにはファンの多いチェーン展開ホテルもいくつか建っており、なかでも『東横INN品川駅高輪口』は第一京浜沿いの駅から徒歩約4分というわかりやすくて便利な場所に建っており、「エキュート品川」や「ウィング高輪」など駅構内または周辺のショッピングモールへのアクセスも良好なので、効率良く外食・部屋食などをして過ごしたい方から高い人気を誇っています。

夜空の下、グランドプリンスホテル新高輪とザ・プリンスさくらタワー東京の建物がライトアップされた夜景。
拓榴坂を上った先に現れる、グランドプリンスホテル新高輪とザ・プリンスさくらタワー東京。和と洋が融合した落ち着いた空間が広がる。
その他高輪台に建っている人気ホテル

また、『京急EXホテル高輪』も駅から徒歩約5分の便利な場所で、こちらは第一京浜の横断歩道を渡った先の「拓榴坂」の途中に立地しており、駅と宿の間に位置する「ウィング高輪」を通ってこれるのが大きな魅力となっています。その拓榴坂をさらに上ると『品川東武ホテル』で、ここまで来ると人通りも少なくなってくるので、閑静な環境で宿泊したい方はチェックしておきましょう。

ここまで紹介した宿から少し離れた位置にあたる『都シティ東京高輪』は、品川駅から第一京浜を泉岳寺方面に進んだ途中に建っています。宿の斜め前の高輪に丁目交差点を右に行くと高輪ゲートウェイ駅、まっすぐ進むと泉岳寺駅、左に行くと閑静な高級住宅街の白金台へと向かう立地環境で、周辺には宇迦御魂神(うがのみたまのかみ)などを御祭神としている「高輪神社」や弘法大使を本尊とする「高野山(こうやさん)東京別院」など、歴史のある神社やお寺が点在しています。このエリアは、歩くだけで高輪の歴史に触れることができそうな雰囲気の場所が多いので、品川プリンス周辺のおしゃれな雰囲気とはまた違った散歩を楽しむことができるでしょう。

夜の京急EXホテル高輪の入り口。モダンなデザインの建物に「KEIKYU EX HOTEL」のロゴが明るく光っている。
拓榴坂沿いに位置する京急EXホテル高輪。ホテル周辺は人通りも少なく、閑静な環境でゆっくりと過ごしたい宿泊者に適した場所。

品川宿泊向け 買う・食べるスポット

煌々と明かりが灯る品川駅東側のビル群。様々な店舗の広告が目に飛び込み、活気ある商業エリアの夜景。

概要

エリア別お店探し

品川駅の直結施設には港南口に近い「アトレ品川」と、駅の中央付近に位置する「エキュート品川」があります。どちらのモールも宿泊に役立ちそうなグッズや衣類、持ち帰りが可能な惣菜などが豊富に取り揃えているので宿に持ち帰ったり新幹線で食べる用に購入したりとさまざまな利用が可能です。

オフィスビルが中心なので、ランチが平日のみだったり日曜日が定休日といったお店もあるので注意が必要ですが、平日の利用であれば、品川駅東側エリアはお得でボリューミーなランチのお店が多くおすすめです。

プリンス系の敷地が多くを占めていますが、宿泊者以外の方でも利用できる飲食店の数も豊富です。とくに『品川プリンスホテル』の周辺にはおしゃれな飲食店・カフェが多く見られ、駅前の「ウィング高輪」にもお手軽価格で味わえるお店が入っています。

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駅直結

品川駅直結施設の楽しみ方

品川インターシティをきっかけに生まれ変わった品川駅構内

品川駅は、1998年に「品川インターシティ」が竣工されたのをきっかけに、それまでは天井も低く殺風景だった駅が一変し、現在のような天井が高く開放感に溢れた近代的な駅として生まれ変わり、現在でも駅前を中心に大きな商業施設やビルなどが新しく建築され、現在も発展し続けています。

それまでは駅構内には小さな売店が見られた程度でしたが、駅が生まれ変わってしばらくしてから、駅構内の施設としては大きめといえる「エキュート品川」と、2階から4階までにそれぞれ10店舗ほどのお店が入っている「アトレ品川」がオープンし、現在に至っています。

天井の高い駅コンコース、ライトアップされた近代的なビル、そして再開発が進む駅前広場。
再開発で大きく変わった品川駅。開放的な空間と、周辺の高層ビル群がその象徴。利便性の高いターミナル駅へと成長した。
部屋食派に貴重な存在のアトレ品川

アトレやエキュートなどの駅構内のショッピングモールは、食事処やカフェなどのほか、雑貨やコスメショップなどもあるので旅行グッズも手に入りやすく、旅行者や品川駅周辺のホテル宿泊者にとって嬉しい環境となっています。なかでも、東口の外側から窓越しに見えるアトレ品川内の「クイーンズ伊勢丹品川店」は、周辺にスーパーマーケットが少ないこの界隈のなかで貴重な存在となっています。

エキュート品川にはスーパーマーケットと呼べるお店はありませんが、宿泊者がホテルに持ち帰って食べたり、帰りの新幹線の駅弁としてテイクアウトするのにも便利な惣菜・弁当屋さんが何軒か入っているほか、ホテルの部屋でくつろぐのに嬉しい書籍・文庫・コミックなどが手に入る書店も見られます。

品川駅構内から見えるクイーンズ伊勢丹。広々とした店内には、食料品や雑貨が並んでいる。
部屋食派には特に嬉しいクイーンズ伊勢丹品川店。新鮮な食材やデリ、ワインまで、滞在中の食卓を豊かにしてくれる。

東側

品川駅東側の楽しみ方

東側はオフィス利用者向けの飲食店が中心

品川駅の東側には、周辺の発展の基盤になったともいえる「品川インターシティ」や「品川イーストワンタワー」「品川グランドセントラルタワー」「NBF品川タワー」といった巨大なオフィスビルが立ち並んでおり、少し離れた北側にも「品川シーズンテラス」という、飲食店が多数入っている商業施設が建っています。

大型商業施設以外にも、駅前から港方面に向かうエリアに飲食街が何軒か見られ、夜は周辺のオフィスで勤務する方で賑わっていますが、さらに行くと天王洲運河に当たり、そこまで行くと飲食店はほとんど見かけなくなります。

夜の品川駅東口の路地。左右のビルには多くの飲食店が軒を連ね、様々な看板が光っている。
オフィスビルが大多数を占める東側の中にあって、貴重な存在となっている路地の飲食店街。
ランチがおすすめの品川グランパサージュ

品川イーストワンタワーの先には、景観を楽しみながらオフィスビルの横を歩行できるスカイウェイが通っており、オフィス利用者以外でも自由に通行することができ、そこから入れる「品川グランパサージュ」という飲食店中心のショッピングモールにも入ることができます。

品川グランパサージュは1と2に分かれていて、「1」は品川グランドセントラルタワー、「2」はNBF品川タワーのエリアに入っています。地下1階には2つ合わせて15軒以上の飲食店が、1階には8軒ほどの飲食店とコンビニエンスストア、オフィス利用者向けのクリニック・歯医者というテナント内容となっており、2階にも1軒コンビニが入っています。

どちらもオフィス利用者向けのランチメニューが用意されており、ディナーの時間も遅くまで営業しています。和洋中韓とバラエティも豊富で、中には素朴な和定食のお店などもあり、全体的に見ても比較的お手軽な価格で食べられるので、品川周辺で宿泊される方は営業時間や定休日をチェックしておくといいでしょう。

品川グランパサージュに展開されている飲食店の紹介看板の一部。それぞれの看板メニューが掲載されている。
地下1階と1階あわせて20軒以上の飲食店が入っている品川グランパサージュ。

西側

品川駅西側の楽しみ方

ゆったりと買い物を楽しめるウィング高輪

品川駅の西側は京急の駅も入っていることもあり、東側と打って変わって昔ながらの建物が残っているのが特徴で、代表的なショッピングモールとしては、京急本社のビルが入っていた高輪ビルディングの中に展開されていてる、落ち着いた雰囲気の「ウィング高輪」が挙げられます。

ウィング高輪は、ショッピングモールとしては中規模といえる大きさで、地下1階から3階までとなっており、店舗のジャンルとしては飲食店が15軒ほど、洋服などファッション関連が13軒、ネイルやリラックス系などその他が7軒ほどとなっています。いちばんお店が多いのは2階ですが、飲食店だけ見ると地下1階・地上1階・2階にそれぞれまんべんなく配置されています。

平日夜のウィング高輪で、のんびり買い物を楽しんでいる人々。
高輪口を出てすぐの場所に位置するウィング高輪。駅前の好環境ながらも混雑が避けられる穴場的スポット。
セレブな雰囲気が魅力的な品川プリンス周辺

第一京浜(国道15号線)からウィング高輪を通って抜けたあたりには、「いちょう坂」や「柘榴坂(ざくろざか)」といった樹木にちなんだ通りがいくつか見られ、通りを歩いていると両脇に「品川プリンスホテル」や「グランドプリンスホテル高輪」などの老舗高級ホテルの景観が目に入ってきます。

品川プリンスホテルの周辺は、おしゃれなリゾートの庭のような感じで統一されており、エクステリアに同調したスタイリッシュなお店が軒を連ねているので、歩いているだけでも旅行気分が味わえるような雰囲気となっています。プリンス利用者はもちろん、周辺のホテルに宿泊されている方も周辺施設の利用は可能なので、散歩がてら見物もしくは飲食などをしてみてはいかがでしょうか。

多種多様な施設が集積している、品川プリンスホテル周辺。屋根付きの空間で買い物が楽しめるエリアも。
品川プリンスホテル周辺の広大な敷地の一部。駅前ながらもセレブで落ち着いた雰囲気が特徴的。

品川宿泊向け 癒す・あそぶスポット

煌々と明かりが灯る品川駅東側のビル群。様々な店舗の広告が目に飛び込み、活気ある商業エリアの夜景。

概要

品川の癒し・あそび環境

スパやスーパー銭湯といった日帰り大浴場施設は存在しませんが、京浜急行沿線の隣駅付近に2軒ほどの銭湯が見られ、とくに「北品川温泉天神湯」の黒湯は、口コミ等でもその人気を確認することができます。

東側には都会的な公園が多数点在しており、平日はお仕事途中や昼休みの方の憩いの場となっています。西側は品川・高輪両プリンスホテルの周辺に程よい高台や坂がいくつかあり、気持ち良い散歩コースや中規模の公園も点在しています。

駅の近くに大きな神社は存在しませんが、お隣の北品川駅と新馬場駅の間に鎮座している「品川神社」は、長い参道や立派な鳥居などがある1187年創建の大きな神社で、多くの人が祈願に訪れています。

品川駅周辺の娯楽スポットで有名なのは『品川プリンスホテル』敷地内に入っている水族館と豪華な席も用意された映画館の「T・ジョイPRINCE品川」で、宿泊者でなくても気軽に利用できるので付近のリーズナブルなホテルを利用して映画はプレミアムで楽しむ、といった方法もおすすめです。

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浴場・サウナ

品川駅周辺の温浴施設事情

品川駅の近郊駅に人気の銭湯が点在

品川駅周辺は、大型のビルや施設がほとんどで、一戸建てはもちろん、マンションも少ないということもあって銭湯などの入浴施設は駅の近くには存在しませんが、品川駅から少し離れた京浜急行沿いは昔から住宅が多いエリアなので、銭湯が今でも2軒ほど営業しています。

2軒の銭湯はどちらも「第一京浜と旧東海道の間」に位置しており、「吹上湯」は北品川駅から徒歩約3分の場所で、「北品川温泉 天神湯」は、お隣の新馬場駅から徒歩約4分の場所に立地しています。品川駅周辺のホテル利用者の方が利用される場合は、品川駅から電車もしくはタクシーということになりますが、いずれも人気の高い銭湯なので、興味がある方はぜひチェックしてみましょう。

夜の住宅街に佇む「天神湯」の建物。シンプルなデザインの壁面に白い文字が浮かび上がっている。
品川駅から少し足を延ばした場所にある銭湯「天神湯」。ホテルにはない、温かいお湯と地域に根ざした雰囲気に触れることができる。

お散歩・休憩

品川駅周辺のお散歩環境

近代的な公園・水辺が見られる品川駅東側

オフィスビルが立ち並ぶ東側は、ビルの合間のオアシスとなっている「品川セントラルガーデン」、港区立の「汐の公園」といった都会的な緑の広場が多く見られます。

大きな公園が好きな方には、高輪ゲートウェイ近くのオフィスビル「品川シーズンテラス」の北に広がる「港区芝浦中央公園」がおすすめで、水の景観を楽しみながら散歩できるコースや、イベント広場・芝生広場、さらに他にも小さな湿性花園が設けられており、長時間歩いても飽きないバラエティの豊富さと広さが魅力的です。

夜の品川セントラルガーデン。ライトアップされた木々が並び、奥にはオフィスビルの連絡通路が見える。
ライトアップされ、昼間とは違う都会的な美しさを演出する「品川セントラルガーデン」。周辺を散策するだけでも楽しめる。
情緒ある坂の散歩道が豊富な品川駅西側

品川プリンスホテル周辺には、上記の坂をはじめとした歩いていて楽しい道が随所に存在し、街の雰囲気を味わいながら楽しく歩ける環境となっています。第一京浜(国道15号線)からウィング高輪を通って抜けたあたりには、いちょう坂や柘榴坂(ざくろざか)といった樹木にちなんだ通りがいくつか見られます。

その他にも、ハイキング気分が味わえる高輪森の公園、遊具も設置されている高輪公園といった自然や広場もいくつか点在しているので、歩くのが好きな方や高輪とグランドプリンスホテル周辺に宿泊される方は、お散歩コースの候補をいくつかチェックしておくといいでしょう。

夜の柘榴坂。街路樹の葉がライトアップされ、奥には都会のビル群が見える。坂道にはタクシーが停まり、車が行き交う。
歩道が確保されていて歩きやすい柘榴坂。都会の喧騒から離れ、ゆったりとした時間を過ごすことができる。

神社・お宮

品川駅周辺神社巡り

お散歩がてらの観光におすすめの品川神社

古事記などで伝わる海上の安全や、漁業関連の方の信仰が深い天比理乃咩命(あめのひりのめのみこと)、お稲荷様こと宇賀之売命(うがのめのみこと)などを祀っている品川神社はとても大きな神社ですが、品川駅から歩くと約20分ほどの所要時間となっています。歩くのが好きな方には散歩がてらにちょうど良い距離といえそうですが、そうでない方は、京浜急行を利用するか、もしくは宿泊しているホテルにタクシーを呼ぶのもいいでしょう。

神社内には、板垣退助のお墓や富士塚、さらには石で作られた鳥居のほか、小さな石碑などが随所に点在しており、景色を見ながら歩いているだけでも楽しく神聖な気分になってくるような雰囲気です。さらに、少し西に行くと権現山公園が、南に行くと子供の森公園といった中~小規模の広場があるので、歩くのが好きな方は、この3箇所を目的地としたお散歩をしてみてはいかがでしょうか。

緑豊かな中に建つ品川神社の鳥居と社殿。参道は土で、日本の伝統的な風景を感じさせる。
ちょっとした高台に位置し、街並みを一望できる隠れた展望スポットの品川神社。観光の合間に立ち寄って気分転換をするにもおすすめ。

名所・娯楽等

滞在中に行っておきたい名所・娯楽施設

ポップな感覚で入りやすい映画館と水族館

品川駅は、東にはオフィスビル、西はホテルが多く占めているのが特徴的な街で、人気観光スポットや若者が集うようなエリアはほとんど見当たりません。そのなかでも東側は遊べる施設が皆無に近い状態ですが、ホテルの多い西側は、気軽に入れる大きな映画館、それと隣接している水族館などの人気施設のあるエリアを中心に、落ち着いた雰囲気ながらも賑わいを見せています。

賑わっているといっても新宿や池袋などのような混雑した環境ではなく、大人ものんびりとくつろげるような雰囲気で、映画館に関しては、映画を観なくても途中まで無料で入っていくことができ、売店やトイレも利用できるので、お散歩の途中で水分補給をするために利用することもできます。

この映画館は「T・ジョイ PRINCE 品川」という名称で、オーソドックスなタイプの一般館と、カップルやファミリー用のシートなどが設けられているプレミアム館、さらに特別感の高いプラチナルームなども用意されています。

品川プリンスホテル内にある映画館「T・ジョイ PRINCE 品川」。上部に映画館のロゴが見え、左手には売店がある。
カップルやファミリー向けのシートがあるプレミアム館も用意されている「T・ジョイ PRINCE 品川」。ホテル宿泊をより楽しく優雅にしてくれる。

品川駅アクセスガイド

JR品川駅舎の外観。ガラス張りのモダンなデザインで、「JR品川駅 Shinagawa Station」の大きなロゴが見える。

概要

品川駅の公共交通環境

品川駅は横浜・川崎方面からJR京浜東北線を利用する際の渋谷・新宿へ向かうための山手線への乗換駅になっているほか、一部横須賀線・総武線の始発や終着駅にもなっている主要駅です。また、東海道新幹線が停車するので大阪・京都・名古屋などの遠方からでも直通で行き来することができます。

乗り入れ路線 【JR】山手線(JY25)京浜東北線(JK20)東海道線(JT03)横須賀線(JO17)各新幹線
【京浜急行電鉄】本線(KK01)

都内でもかなり神奈川県に近い場所に位置するので蒲田からの行き来にも便利なほか、横浜・川崎へも短時間でアクセス可能です。

山手線で東京駅まで6駅、新宿までは8駅という位置関係で、近い主要駅がない反面大きく離れた主要駅もないという特徴を持っています。羽田空港へのアクセスは抜群で、乗り換えなしで30分程度の所要時間となっています。

主な近郊駅へのアクセス

品川から主な近郊駅へのおすすめルート

所要時間は日曜日の9時出発を仮定とした目安です。

品川から おすすめルート
泉岳寺まで 京急本線⇒【約2分】
北品川まで 京急本線⇒【約2分】
大井町まで JR京浜東北線⇒【約3分】
大崎まで JR山手線⇒【約3分】
田町まで JR山手線or京浜東北線⇒【約4分】
新橋まで JR東海道本線⇒【約5分】
JR山手線or京浜東北線⇒【約9分】
大森まで JR京浜東北線⇒【約6分】
五反田まで JR山手線⇒【約6分】
浜松町まで JR山手線or京浜東北線⇒【約6分】
目黒まで JR山手線⇒【約8分】
恵比寿まで JR山手線⇒【約10分】
蒲田まで JR京浜東北線⇒【約10分】
渋谷まで JR山手線⇒【約13分】
品川シーサイドまで JR京浜東北線⇒大井町⇒りんかい線⇒【約16分】
天王洲アイルまで JR京浜東北線⇒大井町⇒りんかい線⇒【約18分】

主要駅・空港からの目安所要時間

主要駅から

所要時間は日曜日の9時出発を仮定とした目安です。

東京駅から JR東海道線⇒【約8分】
JR山手線⇒【約12分】
上野から JR上野東京ライン⇒【約13分】
JR山手線⇒【約20分】
新宿から JR山手線⇒【約19分】
渋谷から JR山手線⇒【約13分】
池袋から JR山手線⇒【約28分】

空港から

羽田空港から 京急空港線⇒【約29分】
成田空港から JR特急成田エクスプレス⇒【約1時間9分】
京成成田スカイアクセス線アクセス特急⇒【約1時間20分】